このボードゲームがおもしろかった2021

2021年は2020年と同様、コロナの影響で99%引きこもりな生活だった。しかし、そんな中で BGA にて初見のボードゲームをプレイする機会が多かった。特におもしろかったものを備忘録も兼ねて簡単に振り返る。

なお筆者は色んな要素がガチャガチャしている中量-重量級ゲームが好きです。

アルナックの失われし遺跡

失われた文明の遺跡を探索・研究する。ワーカープレイスメント・デッキビルド・トラックレース・リソースマネジメントが程よくブレンドされた90-120分級ゲーム。

今年一番プレイしたゲーム*1。多くの定番要素をキチンと纏め上げた現代らしいゲームといえる。「ワーカーの置き場所自体を捲る」「ガーディアンが出てくる」といった要素も遺跡探索というフレーバーとしっかり噛み合っている。さすがはドイツボードゲーム大賞ノミネート作品。

拡張も出たようなので、物理購入検討中。

ビヨンド・ザ・サン

近未来宇宙開発をテーマとしたゲーム。研究によって技術ツリーを組み立て、人員や資源を稼ぎながら開発した宇宙船で惑星のエリアマジョリティを競ったり。

面白いのは全員共通の技術ツリーの構造にランダム性があり、研究を率先して進めているプレイヤーがある程度ツリーの構造を制御できるところ。これによって毎回違う展開になりリプレイ性が高まっている。

ルールブックだけ読むと難解に見えるが、プレイしてみるとスッと入ってくる。既プレイ者にインストしてもらうのを推奨する。

タペストリー ~文明の錦の御旗~

文明発展をテーマとしたゲーム。リソースマネジメントと4箇所のトラックレースを軸に、HEXタイルボードの探索と陣取り、9x9盤面のタイル配置パズル、技術進歩、そして個々の文明能力とこれまた定番要素がてんこ盛り。ワイナリーの四季の作者なので引き要素もそれなりにある(訪問者カード的なアレ)。

特徴的なのは世代システム。4つの世代にかけてプレイするが、この手のゲームにしては珍しくプレイヤー間で世代を同期しない。建物を多く建てることで世代間に貰える収入が増えるが、新しい世代に一番乗りするとボーナスが貰えるので、一概に粘ればいいというわけでもない。3人プレイだとたまに全員の世代が違うこともある。

今年一番プレイしたのはアルナックの失われし遺跡と書いたが、一番ハマったのはこれ(初プレイが遅かった)。とにかく好みにマッチしており、最近は毎日1ゲーム以上 BGA でプレイしている。プレイヤー能力となる文明も16種あるのでリプレイ性も抜群。

まとめ

今年は縁あってオンラインで定期的にプレイする機会に恵まれたため、コロナ禍ながらもボードゲーム欲をそこそこ満たすことができた。来年は物理でも色んなボードゲームをやりたいですね(まだコーヒー & 新マイルストーンしかやれていないフードチェーンマグネイトのケチャップ拡張とか……)。

ではよいお年を。

*1:ドミニオンを除く。