このビデオゲームがおもしろかった2023
今年は新作から10年以上前の名作まで色々なゲームに手を出した。
- 14 MINESWEEPER VARIANTS
- オクトパストラベラーⅡ
- Her Story
- IMMORTALITY
- ゼルダの伝説 ティアーズオブキングダム
- DAVE THE DIVER
- VA-11 Hall-A: Cyberpunk Bartender
- Slay the Spire
- ICEY
- 428 〜封鎖された渋谷で〜
- ElecHead
- FEZ
- SANABI
- Patrick's Parabox
- Have A Nice Death
上記のうち、特に印象に残った作品について簡単に感想を書き残す。
14 MINESWEEPER VARIANTS
運ゲー要素を完全に取り除いたマインスイーパー。運頼みでマスを開けると確実に失敗するという完全実力ゲー仕様。
完全クリアまではしていないが、スタッフロールが流れるまではプレイ。暇つぶしゲーとしてあまりにも優秀過ぎる。欠点は普通のマインスイーパーが遊べなくなりそうなところ。
ゼルダの伝説 ティアーズオブキングダム
説明不要の3Dオープンワールド傑作であるブレスオブザワイルドの続編。
前作のせいで上がり切っていたハードルを軽々と超えてきた超傑作。筆者はあえて情報をあまり入れずにプレイしたため、最初の数時間からずっとテンション上がりっぱなしだった。
前作未プレイ勢でも楽しめるように配慮しながら、既プレイ勢には驚きと納得感を与え続けるという、続編ものとしての一つの完成形を見せつけてくれた。個人的 GOTY。
DAVE THE DIVER
昼はダイバーとして海中を探索して、夜は獲った魚介で寿司屋を営むローグライク + 経営シミュレーション + いろんなアレコレ。ドット絵アニメーションのクオリティも高い。
基本はローグライク + 経営シミュレーションなのだが、+αの要素がやたらと多い。オタクネタや他ゲームネタも多く、とにかくプレイしていて飽きない。ティアキンがなければ個人的 GOTY だったかもしれない。
Slay the Spire
デッキビルド + ローグライクの名作。
以前より TL のドミニオン勢が口を揃えて面白いと言っているのを見て、自分がプレイしたら身持ちを崩しそうと考え避けていたが、ついに手を出してしまった。案の定、睡眠時間がひどいことになった。
428 〜封鎖された渋谷で〜
オリジナル版は15年前発売のノベルゲー。複数キャラの視点でバタフライ効果のような相互作用を上手く操って物語を進めていく群像劇。
去年プレイした十三機兵防衛圏があまりにも面白かった、という話を知人にしたら薦められたのでプレイ。群像劇の醍醐味をこれでもかと味わえる名作だった。
SANABI
復習に燃える退役軍人を操る2Dワイヤーアクションプラットフォーム。アクションの楽しさもさることながら、このゲームの真髄はストーリーの出来の良さ。
これも DAVE THE DIVER と並んで GOTY 候補。和訳のクオリティが一部低いが、近日中に修正予定とのことなので、未プレイのアクション好きは修正され次第ぜひプレイしてほしい。
まとめ
昨年末に Steam Deck を買った影響で、今年は例年よりも多くのゲームをプレイできた。来年も引き続き、おもしろそうなゲームにはどんどん手を出していきたい。
Dominion Online Championship 2023 Round 2
今年も Dominion Online Championship に出場している。
参加人数は225人。今年はシード権をもらえなかったので1回戦から……のはずだったが、1回戦の相手が連絡取れず不戦勝となった。ということで 128人 → 64人の Round 2 からのスタート。
せっかくなので対戦ログを書き残す。
続きを読むこのビデオゲームがおもしろかった2022
ワクチンを打ったとはいえ、2022年も引きこもり率が高い1年だった。今年は Switch や Steam でそこそこゲームをプレイした。
- 星のカービィ ディスカバリー
- 十三機兵防衛圏
- モンスターハンターライズ:サンブレイク
- Baba Is You
- Inscryption
- 7days to End with You
- TUNIC
- Cuphead: The Delicious Last Course
- Return of The Obradin
中でも特に印象に残った2作品について、備忘録も兼ねて簡単に感想を残す。どちらもネタバレが致命的な作品なので、ネタバレあり感想部分はプレイ予定のある人は読み飛ばしてほしい。
続きを読む今日から使える! 実践ネズミ三山
この記事はドミニオン Advent Calender 2022 11日目の記事です。
この記事では有名な三山終了テクニックの1つ、ネズミ三山について紹介します。
ネズミ三山ってなに?
ネズミをプレイして獲得したネズミをプレイして獲得したネズミをプレイして……と繰り返していけば、20回以内にはサプライのネズミが枯れます。「ネズミ三山」とはこれを利用して三山終了を引き起こすことです。
基本的な手順は以下の通りです:
- ネズミ2枚以上をデッキに入れる
- ネズミ以外のカード全てとネズミ1枚以上を手札に持つ(つまりほぼ引き切り)
- ネズミを使い続けてサプライのネズミを枯らす
- なんとかして他に2山を枯らして点数で上回る
ネズミはネズミを廃棄できないので、どれだけ廃棄してもネズミを使い続けることは可能です。
理屈はわかったけどネタプレイだよね?
いいえ、これは実用性の高いテクニックです。多くの上級者はネズミ三山を経験したことがあり、そしてネズミがあるサプライではこれを警戒しているでしょう。それはなぜか?
三山終了テクニック全般に言えることとして「有利な状況で勝ちを確定させる」と「不利な状況で逆転勝ちを狙う」の両方で役に立ちます。三山終了の重要性はこちらの記事シリーズが明るいです。
ことネズミ三山に関しては
- 引き切りができる
- 他に枯れそうなサプライがある
の2つさえ揃えば実行が視野に入ります。この条件は数ある三山テクニックの中でもかなり緩めです。2人戦では引き切り構築を行うことが多く、それに伴いコンボパーツのサプライが枯れる可能性も高いです。アクション数も購入数も消費せずに1山枯れるというのも大きなメリットです。
構築中にネズミが必要なかったとしても、上級者は状況次第でその場でネズミを投入して三山を狙ってきます。「技術者でネズミを一気に2枚獲得する」「ネズミを1枚買っておいて、もう1枚は次ターン中に改築で獲得する」……仕掛け方は色々です。
どうやって勝つの?
ネズミを枯らしてゲームを終わらせました! ネズミ以外は全て廃棄したので0VP対3VPです! ……では意味がありません。
ネズミ三山の特徴的な点は、デッキ内のアクションフェイズ中にプレイできない手札のカードは基本全て廃棄することになります。つまり単純な財宝カードは使えないし、勝利点カードもなくなります*1。
枯らすだけでなく、どうやって点数差を付けるかも考える必要があります。
最後の購入フェイズだけで勝利点を稼ぐ
0VP対0VPの同点状態なら屋敷1枚を購入するだけでいいです。実際、不意打ち気味にネズミ三山を仕掛ける場合、こうなることは多いです。共謀者などの仮想金を軸にしたデッキを組んでいるなら、もっと大きな点差を埋めることも可能でしょう。
逆に言えば「相手が実行可能か」を気をつける必要があります。「今自分はできないけど、相手は次ターンにネズミ三山を実行できる」と気づいたら、捲られないだけの勝利点を取っておかないといけません。
デッキから勝利点カードを逃がす
賞金稼ぎや聖域などで追放できれば勝利点を維持したままネズミを連打できます。
また、アクション勝利点なら“プレイエリアに逃がす”ことができます。貴族や相続がある時の屋敷は、それら自体が枯れやすいので狙い目です。
VP トークンやランドマークで稼ぐ
VPトークンやランドマークの点数は最初から逃してある勝利点です。
ランドマークは色々ありますが、わかりやすいのは塔・オベリスク・墓標あたりでしょう。例えば塔ならネズミ20枚で属州3枚もしくは植民地2枚の先行まで追いつけます。
呪い場ならプラスではなくマイナスの勝負になる
呪いの枚数差で点数を上回れるなら勝利点カードを取る必要がありません。都合のいいことに、こちらの呪いはネズミで廃棄することできます。
呪いの山が枯れること自体も、ネズミ三山を成立させやすくしています。
勝利点カードを廃棄せずに枯らす
さっき「手札のカードは全て廃棄される」と書いてなかったか? 手札に城塞があれば他のカードは廃棄せずに済みます。同じく不死身な魔王の場合は、魔王と廃棄置き場から獲得したカードも捨て札に入るのでドロー数がかなり必要です。
レアパターンですが、引ききった手札のネズミ以外のカードが残りのネズミより多ければ、全カードを廃棄せずに済みます。あるいは貸し馬屋があればネズミと一緒に馬が手に入りますね。
実践例
有名テクニックなので、探せば実際の対戦での例はポツポツあります。参考資料として上級者の実践例を3つ挙げます。
まとめ
ネズミを使いすぎてデッキが破滅……というのは初心者失敗エピソードあるあるですが、わかってさえいれば成功エピソードに早変わりします。仮にデッキが破滅しても勝って終わるならいいのです。
ネズミ三山を実践できる場面は少なくありません。まだこのテクニックに出会ったことのない方は、ネズミがサプライに出たら狙えないかを是非考えてみてください。
*1:最近は色々例外がありますが……
Dominion Online Championship 2022 Round 5
Dominion Online Championship Round 5 の対戦ログ。
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