このビデオゲームがおもしろかった2022

ワクチンを打ったとはいえ、2022年も引きこもり率が高い1年だった。今年は Switch や Steam でそこそこゲームをプレイした。

中でも特に印象に残った2作品について、備忘録も兼ねて簡単に感想を残す。どちらもネタバレが致命的な作品なので、ネタバレあり感想部分はプレイ予定のある人は読み飛ばしてほしい。

十三機兵防衛圏

ロボットものは特に好きではないのでスルーしていたが、4月に Switch 版が出てすぐに同じくロボットものが特に好きではない友人から強くオススメされてプレイ開始。結果、見事に GW が溶けてなくなった。

ゲーム全体はタワーディフェンスな戦闘パート(崩壊編)と群像劇なアドベンチャーパート(追想編)の2本柱。特に追想編は自由に順番を選べる13人の視点となっており、時系列もバラバラという群像劇好きにはたまらない構成。様々な SF 作品オマージュが織り込まれており、中には「これ明らかに〇〇だろ」といえるものも。

最初のうちはどの視点もよくわからないまま広がり続ける風呂敷が、やがて「つまりあの時のあれはそういう……?」と畳まれていく感覚が心地よい。細部も全体もよく作り込まれており、ゲームならでは素晴らしい群像劇体験だった。個人的には人生の中でも五指に入るゲームと言っていい。

ストーリーそのものは何を書いてもネタバレになってしまうので「ハンバーグと焼きそばパンを食べたくなる」くらいしか言えないが、群像劇や SF が好きな人には強くオススメする。

クリックでネタバレあり感想

  • 三浦プロローグで「は???」ってなってから姿勢を正した
  • クリア後にまたプロローグを見て「ああああ、これってそういう……」と唸る
  • 1人明確に槍玉に挙げたくなる奴がいるけど、冷静に考えると一緒に動いていたもう1人も大概だと思います

TUNIC

こちらも Switch 版が出てすぐに友人が激推ししていたのを見て購入。浜辺で目覚めた子狐が剣や盾を拾いながら謎多き島を攻略していくアクション RPG。ローポリなグラフィックがむしろその可愛さを引き立てている。BGM も込みで雰囲気よし。

謎解きや探索はちょっと難しめなゼルダライク。そこかしこにあるそれっぽい看板もある……が、謎言語でほとんど読めない。やがてすぐにガイドのようなものを拾えるが、それも「あ、このゲームそういう感じ?」となること請け合い。

戦闘については全く可愛くないソウルライク。特にボス戦はしっかり難しい。難易度調整のオプションもあるので、苦手な人は躊躇なく使ってしまっていいと思う。

……これだけだと「絵面がかわいい高難度探索系アクション RPG」というだけだが、その実はキツネの皮を被ったとんでもない怪作だった。好みは分かれるだろうが、序盤に拾ったガイドを見てワクワクした方は是非くじけることなくエンディングを目指してほしい。

クリックでネタバレあり感想

  • 「それやりたかっただけだろ」……なんだけど、それにしたってそこまでやるか!?
  • スカベンジャーの主は絶許
  • 説明書の宝箱が好き

まとめ

カービィとモンハン以外は、話題になってしばらく経ってからふとやってみたら「なにこれおもしろいじゃん」と感じたものばかりだった。年末に Steam Deck も買ったので、来年からはおもしろそうなゲームにはもっと早く手を出していきたいですね。

よいお年を。