2017/04/23 しゃべドミ参加記録

4/23にヒロタシさん主催のしゃべドミに参加しました。いつも通り

  • 基本(第1版)から5種、Empires から5種
  • Empires のイベントとランドマークを1つずつ

のレギュレーションで今回は全6戦。
ちょっと時間が経ちましたが、今回も各ゲームについて覚えてることを書き残します。しゃべドミ5月場所の前日になんとか間に合わせる体たらく。

1戦目

  • サプライ: 金貸し, 祝祭, 書庫, 魔女, 鉱山, 技術者, 市街, パトリキ/エンポリウム, 女魔術師, 元手
  • イベント: 結婚式
  • ランドマーク: 果樹園
  • 4人戦 1番手 4-3

魔女の対策が無いので、2巡目に5金を出して撒く側に回りたい。1Tに結婚式で金貨を入れれば、devt を抱えることなくデッキ2順目を迎え、金貨が11枚目に沈まなければ3-4Tに魔女が購入できる。ということで結婚式-パススタート。
果樹園をどう捉えるかは悩んだが、魔女3枚目のみに狙いを絞ることに。

その後は3人が呪いを撒く展開に。みんな金貨が入るので魔女場でも速度が落ちることなく属州が切れて終了。25点3位。

正直、結婚式を過信しすぎていたと思う。「呪い場では金貨の量こそが正義、1VPついて来るなら尚更」と考えて devt も恐れずに他人よりも結婚式を連打していたが、さすがに結婚式-パスの流れを作りすぎるのはよくなかったし、それよりも元手を早めに入れればよかった。

2戦目

  • サプライ: 宰相, 祝宴, 役人, 密偵, 祝祭, 移民/騒がしい村, 戦車競走, 剣闘士/大金, ヴィラ, 御守り
  • イベント: 併合
  • ランドマーク: 列柱
  • 3人戦 3番手 4-3

春の陣5回戦で見せつけられた戦車競走・密偵をやってみたくなる。3人戦なので1人悠長でも問題ないと判断。 初手はこの場唯一のドローカードであり、列柱にも絡みやすい移民を確保したかったので、ヴィラ・移民を選択(残念ながら移民は2巡目の底へ……)。

2巡目に移民をガメて計4枚確保した後は、戦車競走と密偵を交互に入れていく。2番手も戦車競走を主軸に添えたため、案の定遅い場に(2番手は剣闘士と大金をも入れる。3番手は宰相ステロ+αな動き)。 正直言って構築手順はイマイチだったと思うが、移民4枚・戦車競走5枚・密偵5枚を集められたので、密偵で全体のデッキを操作しながら戦車競走のコインと移民で拾った銅貨で8金を出しつつ、VPも稼いでいく。 デッキの上の方で強い引きをしたその次のターンでは、併合を購入して銅貨を取り除いてもう一度強いターンを作って、VP獲得を安定させる。併合で獲得した公領も戦車競走的にはありがたい。

最後は2番手が12枚目の属州を買って終了。1番手と42VP同点手番差で勝利。 ここまで併合を活躍させることができたのははじめてかもしれない。


ところで今回は密偵の選択がかなり難しかった。いつもだと終盤に相手の山札トップにある銅貨は残しがちだが、2番手の山札トップは1番手の戦車競走の対戦相手となる。1番手に1VP・1coinを与える訳にはいかないため、1番手が戦車競走を持っていそうな場合は2番手の銅貨も落とす必要があった。

また、密偵の選択は戦車競走に大きく影響を与えるため、密偵の処理をかなり厳密に行った。つまり、山札の確認を自分から1人ずつ順番に行っていった(普段はつい全員分同時に確認しがち)。

ここまで密偵に神経を尖らせたのはこの数年間ではじめてかもしれない。

3戦目

  • サプライ: 村, 泥棒, 魔女, 研究所, 鉱山, パトリキ/エンポリウム, 王室の鍛冶屋, 大君主, 女魔術師, 資料庫
  • イベント: 意外な授かりもの
  • ランドマーク: 公会堂
  • 3人戦 1番手 3-4

以前、魔女場の銀・大君主が無難に強いということを何度か目にした。そして大君主購入には公会堂の2VPもついて来る。さらに3-4なので、devtも少なく済む。ということで大人しく銀・大君主でスタート。
2巡目から壮絶な魔女の打ち合いになると思いきや、同じ銀大君主で入った2番手は大君主が沈み、大君主パスで入った3番手は4Tに魔女プレイするとリシャッフルが入ることを嫌って大君主を泥棒としてプレイ。なおこちらは銀と大君主がダブルボトム。

仮想コインが無いので財宝を買っていく必要があるが、(大君主による)泥棒が少し怖い……と思っていたら2番手が意外な授かりものを狙って資料庫を補充し、大君主も資料庫としてプレイしていく。この状態で泥棒をプレイすると、1番手の意外な授かりものが現実味を帯びてしまうため、泥棒プレイの選択肢がなくなる。つまり気にせず財宝を買っていいことに。もちろん、意外な授かりものを成立させる訳にはいかないので、積極的に魔女で妨害して諦めさせる。

途中、大君主泥棒で3番手の金貨の狙い撃ちに成功したあとは、財宝密度の差を活かして勝利点を買っていき、49VPで終了。呪い差と序盤にガメた公会堂のVPの差で勝利して1位。魔女場ダブルボトムでもなんとかなる。

4戦目

  • サプライ: 工房, 宰相, 鍛冶屋, 祝祭, 市場, 市街, 戦車競走, 城, ヴィラ, 元手
  • イベント: 宴会
  • ランドマーク: 塔
  • 3人戦 2番手 3-4

祝祭・宴会・塔、再び。しかし、今回は工房やヴィラがあるので、自分が銅貨の巨塔を目指しても他の2人が別の3山を狙うと銅貨を切らすことができるかは怪しい。銅貨が間に合うかを検証したかったので、例によってW宴会(両方共祝祭獲得)でスタート。案の定、他の二人は工房をベースにした銅貨以外の3山を狙いに来る。

2巡目までは宴会で祝祭を入れて、それ以降は宴会で銅貨3枚を獲得していったが、残念ながら間に合わず銅貨4枚を残してヴィラ・工房・戦車競走の3山で終了。もちろん3位。
負けはしたが、この感想戦では2巡目以降に自分が祝祭ではなくヴィラを獲得していれば、おそらく銅貨の巨塔を築いて勝っていただろうという結論になった。詳細はうりはりさんの記事をご参照ください。

5戦目

  • サプライ: 礼拝堂, 地下貯蔵庫, 民兵, 金貸し, 祝祭, 女魔術師, 生贄, 冠, 元手, ワイルドハント
  • イベント: 儀式
  • ランドマーク: 壁
  • 3人戦 番手 5-2

先に断っておくと、このゲームではルールを勘違いしていた。

他プレイヤーが女魔術師を持続させている時に、自分のターンのアクションフェイズで何もアクションをプレイせずに購入フェイズで冠をプレイした場合、「冠は購入フェイズにも関わらず +1 action +1 card となる」のが正しい。しかし、このゲーム中では「カードテキスト通り、手札の財宝カードを2回プレイする」としていた。
途中でこの間違いで気付いたが、だいぶ経っていたのでこのゲームでは間違った解釈のまま進めることにした。

さて廃棄してコンボをしろと見えるサプライだが、自分は 元手・礼拝堂でスタートした。というのも、こんなことを考えていた。

  1. 廃棄を進めて、デッキを礼拝堂・冠・元手にする
  2. 冠・元手で12coin出して属州購入(2Devt受け取る)
  3. 次ターンに冠・元手で12coin出して2devtを返済し、儀式で属州を呪いに変える(Devt無し)
  4. 礼拝堂を廃棄して冠・元手で12coin出して属州購入(2devt受け取る)
  5. 以下、ループ

こうやって文章にすると色々と欠陥が見えるが、

  • 初手で元手を入れてある
  • 壁を無視できる
  • 冠・元手は女魔術師の影響を受けない(←これが間違い)
  • 引き切りアタックを組んでる人に対して先行逃げ切りできるかも
    • 途中から手札は3枚に、礼拝堂はキャントリップになりそうだが、その頃には属州枚数半分切ってそう

ということで決行した。

実際は礼拝堂2枚目も入れて予定通りに属州先行を始める。他の2人は引き切りデッキを構築へ。特に1番手が壁の失点を恐れずにワイルドハントのVPも獲得し、猛追してくる。
結果としては自分が最後の属州を購入し、1番手と同じ47点で1位タイ。

ルール間違いはともかくとして、やっぱり同じ属州・儀式をやるにしても、引き切りデッキを作る方がよかった。

6戦目

  • サプライ: 礼拝堂, 役人, 鍛冶屋, 市場, 冒険者, 大君主, 公共広場, 庭師, 資料庫, 元手
  • イベント: 意外な授かりもの
  • ランドマーク: 水道橋
  • 4人戦 3番手 3-4

廃棄がしやすく、資料庫もある。これはもう意外な授かりものを使うしかない。
初手は礼拝堂と大君主。大君主は礼拝堂に公共広場に資料庫に鍛冶屋にと大活躍の予感。

さて、意外な授かりものは引ききるだけでなく5金出す必要がある。デッキの財宝が銀貨1枚・銅貨3枚になった時点で、次ターンに引ききれる見込みで大君主を資料庫としてプレイした。しかし、財宝を2枚以上持続させると5金が出ないことを忘れており、次ターンは引ききりこそ成立したが肝心の意外な授かりものを購入できず…… 幸い他人の意外な授かりものによって水道橋のVPトークンが溜まっていたので、次ターンこそ5金を出せることを確認して、屋敷を購入してVPトークンを確保(5VP以上だったので、決してバカにはならない)。

最後は序盤の廃棄と意外な授かりものへのアクセスがもっともスムーズだった1番手が最終ターンに16金2購入を出して属州2枚枯らして終了。 結果だけ見れば、意外な授かりものの代わりに手に入れた水道橋のVPで2位になっているが、そもそもの計算ミスがひどすぎる。

まとめ

ということで今回は6戦やって1位が2回、ルール間違いの1位タイが1回でした。
ルールミスや計算ミスはなんとかしたいところ。

対戦いただいたみなさん、いつも企画してくださるヒロタシさんありがとうございました。