第2回ドミニオン GP 参加記録

第2回ドミニオン GP に参加した。各ゲームについて簡単に振り返る。

予選

1回戦

  • 停泊所, がらくた, 雪深い村, 賞金稼ぎ, 馬丁, 航海士, 密猟者, 書庫, 貸し馬屋, 策士, 博打
  • 4番手3-4
  • 1位(属州枯れ)

真っ先に博打による策士ループを検討。おそらく貸し馬屋が枯れるので、密猟者で策士を捨てることができると予想。初手は素直にがらくた・賞金稼ぎ。2巡目は無事に賞金稼ぎをプレイし、周りの貸し馬屋意識が低そうだったので策士と雪深い村を入れる。

幸運にも5Tに策士をプレイでき、6Tに引ききって策士購入 & 博打でループ開始。当初の想定が外れて山枯れする気配は全く無かったが、ほぼ毎回策士が山札ボトムにあったのでナチュラルに博打策士ループをやってのけてしまう。

9Tに18金で博打策士と属州2枚を購入、10Tに策士を廃棄することで24金にして属州3枚購入で1位。間違いなく大会中1番の強運。こんなにうまくいくわけがない。

2回戦

  • そり, 見張り, 牧羊犬, 隊商, 島, 改築, 山賊, 狩猟小屋, パドック, デストリエ, 羊の習性
  • 4番手4-3
  • 3位(属州枯れ)

デストリエ or 金貨を改築するゲームに見える。大会での初手見張りにはトラウマがあるが、おとなしく改築・見張りでスタート。2巡目に屋敷を改築して牧羊犬を取ればいいところを、羊の習性にして狩猟小屋を取る。おそらく相当な悪手で、この後しばらく牧羊犬もパドックも入れるタイミングを逃してしまう……

道中でデストリエを4枚取れたので、改築していく(ただしドローが乏しいので揃うかはかなり運ゲー)。属州残り2枚の想定最終ターン、3位の状態で事故る。どうやっても順位を上げることはできないと判断し、改築で属州を空廃棄して1位の1番手がゲームを終わらせることを祈る。祈りが通じて3位。

ちなみにこの卓では全員が3山を警戒した結果、最後までパドックが+アクションを出さず、全員かなり苦しい動きになっているように見えた。

3回戦

  • 原住民の村, ヤギ飼い, 備蓄品, 馬丁, 旅籠, 民兵, 強制退去, 漁師, 炉, 研究所,フクロウの習性
  • 4番手4-3
  • 1位(備蓄品・旅籠・漁師枯れ)

見たすぐに旅籠と備蓄品ともう1つ何かの3山枯れサプライと確信。初手は馬丁・備蓄品。

馬丁の旅籠 & 馬獲得とフクロウの習性でデッキを回す。民兵がいたのでフクロウがよく活きる。コスト5は強制退去を2枚投入。

備蓄品残り0枚・漁師残り1枚・旅籠残り2枚の状態でターンが回ってきたので、無理やり引ききって属州を買いながら3山終了。こういう時の備蓄品を1枚温存しておいたが、あまり意味はなかった。

4回戦

  • 配給品, 前駆者, 家臣, 倉庫, 工房, 金貸し, 玉座の間, 宝の地図, 艀, 市場, 遅延
  • 4番手4-3
  • 4位(属州枯れ)

遅延力が試されるサプライ。金量確保は引ききってから宝の地図を使うことにする。玉座の間を確保できるか不安だったので、初手は金貸し・工房。

艀2枚を入れて遅延しながら早々に引き切れるデッキを作る。が、事故ってうまく引ききれず、16金到達が予定よりも1ターン遅れる。そしてステロ気味な1番手と3番手が想像以上に速く、属州を買えなくなり公領3枚購入などで凌ぐ羽目に。最終ターンに大事故をやらかして何も買えずにそのまま4位。

引きは酷かったが、反省点も多い。

  • 玉座の間の枚数バランスが悪い
    • 配給品か家臣をもっと入れるべき
    • 同じく玉座の間を取った2番手は宝の地図を使わずに1位
  • 艀3枚目が欲しかった
    • いつ取るのかと言われるとわからないが……

この時点で大会得点は13pt。「5回戦が3位以上なら予選突破確定、4位でもここまでの手番が悪いのでワンチャン」というステータス。

5回戦

  • 地下貯蔵庫, ラクダの隊列, 村, 役人, 庭園, 引揚水夫, 海の妖婆, 鍛冶屋, 聖域, 動物見本市, 絶望
  • 2番手3-4
  • 1位(地下貯蔵庫・庭園・呪い枯れ)

ようやく上位手番だが、周りの動き次第でどう転ぶか全くわからないサプライ。荒れ場になれば庭園が強そうだが、ラクダの隊列・動物見本市・絶望と属州購入のアシストも揃っている。

とりあえずラクダの隊列で様子見したら、2人が海の妖婆を購入したので荒れ場が確定。2Tは役人にして、属州も買える庭園ルートにする。2巡目に金貨を入れてもよかったが、早く力尽きるのが怖かったので聖域2枚を入れてしゃがむ。

3巡目に金貨4枚入れて、あとは手なりに金量補充や点数行動を重ねるのみ。絶望を積極に使って属州と庭園を購入していく。最後は1番手が呪い1枚を残してターンを渡してきたので、絶望しながら属州を買って同点手番差1位。庭園は4点まで育った。


ということで 1-3-1-4-1 の19pt。7/74位で突破(結果的には5回戦が4位でも突破できていた模様)。手番は4-4-4-4-2という最弱クラスの引きだったが、ゲーム中の引きは4回戦以外概ねよかった。というか当日は手番の文句を言ってばかりですみませんでした。

サプライは思ったていた以上に移動動物園色が強く、シンプルに移動動物園の理解度を問われている印象。

4人戦の 2day イベントで2日目に進めたのは相当久しぶりだったので、本当に嬉しかった。

本戦

1回戦

  • 抑留, 貨物船, 採集者, 村, 男爵, 恵みの村, 羊飼い, 研究所, 聖域, 悲劇のヒーロー, 噴水, 下水道
  • 属州・屋敷・牧草地
  • 1番手4-3
  • 4位(屋敷・公領・羊飼い枯れ)

牧草地と噴水があるのでたぶん廃棄は弱い。聖域で銅貨を追放しながら羊飼いと悲劇のヒーローで回したい。

聖域を少しでも早くプレイしたいと考えて、初手は貨物船・貨物船。貨物船・羊飼いの方が良かったと思う。そしてバチが当たったかのような3T3金・4T4金という悲惨な引き。止めとばかりに5-2スタートが3Tに聖域を買いながら4Tに抑留トークンを聖域に置いてきて頭を抱える。

ひたすら3金を連打し、何を買えばいいかもわからなくなり迷走する。屋敷が一切取れず、属州2枚購入で捲くるしかないのに属州まで抑留される。そもそも16金どころか8金も出ない。完全に廃人と化して4位。

2回戦

  • 岐路, 農民, 採集者, 家臣, 願いの井戸, パトロン, 地下墓所, 呪われた村, 漁師, 彫刻家
  • 植民地・屋敷
  • 1番手3-4
  • 3位(パトロン・地下墓所・呪われた村枯れ)

植民地場なので4人戦でも農民が間に合いそう? とりあえず初手は農民・採集者とする。序中盤はパトロン岐路を軸に回そうと考えていたが、これが最大のミス。4人戦農民サプライでの兵士ハンデス頻度を完全に読み誤っていた。

毎ターン飛んでくる兵士のアタックのせいで全くデッキが成長しなくなる。農民の成長も遅れて、同じ初手で入ったはずの4番手と雲泥の差がつく。それでも岐路ルートだからと残していた屋敷の点差で滑り込み3位。

今大会最大の反省サプライ。呪われた村を軽視しすぎたし、4人戦農民サプライを何もわかっていなかった。

3回戦

  • 市街, 倒壊, 大使, 戦車競走, 村, 鉄工所, 絹商人, 神殿, 貸し馬屋, 衛兵
  • 属州・屋敷
  • 3人戦1番手3-4
  • 2位(村・鉄工所・絹商人枯れ)

4人戦大使は何もわかってないけど3人戦なのでセーフ(3人戦卓に居るのがアウト)。初手は自分と2番手が大使・絹商人、3番手が衛兵・倒壊。3人戦なので3 山は警戒しつつも、貸し馬屋を使ってコンボ構築を目指すことにする。

2巡目に屋敷2枚を戻しながら5金を出せた2番手に大きく遅れを取りながらも、なんとか引き切りができるデッキとなる。長引くと2番手に負けるのは必至だったので、貸し馬屋をプレイした後に鉄工所で鉄工所を取得して3山枯らしを仕掛ける。が、足りず。村を使い切る前に大使で配らないといけなかった。

完全に2番手にお膳立てしてあげた状態になってしまい、次のターンに3山枯らされて2位。これで決勝進出は不可能に。

4回戦

  • ラクダの隊列, 道具, 城, 交易路, 根城, 変容, 山賊の宿営地, 元手, 書庫, 出納官
  • 属州・屋敷
  • 2番手4-3
  • 4位(属州枯れ)

1人が城に行っても3人で変容使えば属州が枯れるので無視してもよさそう? とりあえず自分は手を出さないと決める。初手は無難に変容・道具。なんとなくステロをする気にはなれなかったので根城と山賊の砦と道具と書庫(?)でコンボを組むことにする。道具ステロも十分速いと思う。

出納官と元手を入れて出力はあるデッキになったものの、安定感は全く無いデッキになる。勝利点レースも出遅れたので元手を更に投入して一気に点数を取る形を狙う。が、終盤がうまく回らず勝利点を取るに取れなくなってそのまま4位。残当

ちなみに1位は粗末な城2枚を取った城ルートだった。城が弱いという読みが完全に外れてた。

5回戦

堀, 愚者, 悪魔の工房, 金物商, 山村, パン屋, 遠隔地, 身代わり, 吸血鬼, 狩場, 輸送, 探査 - 属州・屋敷 - 3人戦3番手4-3 - 2位(屋敷・山村・狩場枯れ)

イベントとプロジェクトがいい味出しているサプライ。後手番はパーツ争いが辛いが、3人戦なのでセーフ(3人戦卓に居るのがアウト)。初手はW輸送で狩場をトップに置く。探査・吸血鬼か、吸血鬼・輸送(狩場)の方が良かったと思う。

ドローがうまく回っていた1番手が身代わりで呪いを撒き始めたため、3山終了が濃厚になる。そして11Tに蝗害狩場廃棄と戦争山村廃棄を同時に大惨事。ここで唐突に閃いて狩場の廃棄時効果で屋敷3枚を受け取り、次の自分のターンで屋敷枯れ終了を狙うプランにする。身代わりで狩場廃棄を目論むが、身代わりが引けず結局次の1番手が3山を枯らして2位。

呪詛のせいで負けた……と言いたいところだが、実は身代わりは引けなくても蝙蝠は引いていたので、蝙蝠で狩場2枚を廃棄すれば3山で勝てたのでしたとさ。最終結果に大きな影響は無いとはいえ、これまた大反省。


ということで 4-3-2-4-2 の7pt。28/32位で終了。本戦の手番は1-1-1-2-3と恵まれていたにも関わらずこのザマ。

予選と比べるとよくわからないままボンヤリと構築するサプライばかりだったので、単純に理解度と実力が足りていないと思う次第です。

まとめ

今回は予選突破できたのが本当に嬉しかったが、浮かれた勢いで本戦は見事に撃沈しましたね。もっと精進します。

優勝したかずまるさんおめでとうございます。そして参加したみなさまお疲れさまでした & 運営のみなさま本当にありがとうございました。楽しい2日間でした。