2018/03/25 ドミニオン春の陣 2nd 参加・運営記録

3/25 に開催されたドミニオン春の陣 2nd にスタッフ兼プレイヤーとして参加しませんでした。嘘です。参加しました。

atnd.org

  • 基本2ndと帝国を使用
  • スイスドロー5回戦
  • 参加者は日本チャンプ経験者含む30人

今回もいつものように振り返ります。

1回戦

  • サプライ: 家臣・工房・前駆者・村・民兵・役人・研究所・剣闘士/大金・神殿・市街
  • イベント: 凱旋
  • ランドマーク: 壁
  • 手番・初手: 4番手・2-5

壁があるから圧縮したいし、一方で民兵も強いけど後手番でしかも1人だけ2-5でうーん、この。他3人が神殿から入ったのを見た上で神殿から入るか、研究所から入るかを考えて研究所を選択。3Tに研究所プレイして神殿を買えればまだなんとかなるかな、という見込み。結果は3Tが3金銀花購入、4Tは研究所をプレイしないと4金が出ず、リシャッフルした上での神殿購入。うーん、この。

民兵も飛び交う展開になり、研究所も他の3人に取られてしまう。1・2番手の神殿とお金のみで回す方針に対し、神殿・工房で入った3番手が市街を含めた引き切りデッキの方向。自分はどのどちらから見ても劣化したデッキに……研究所も圧縮も足りてないデッキで序盤に付いた差を埋めることができず、26点4位。壁はマイナス7点。

もし初手から民兵が飛び交う展開で、かつ3Tに研究所をプレイして神殿が購入できていれば、勝ちの目はあっただろうか。
ともあれ、1番卓から7番卓へ転げ落ちるよろしくない出だし。というか陣の1回戦は毎回4位な気が……

2回戦

  • サプライ: 礼拝堂・工房・村・改築・密猟者・農家の市場・ヴィラ・元手・王室の鍛冶屋・大君主
  • イベント: 併合
  • ランドマーク: 塔
  • 手番・初手: 3人卓・3番手・3-4

3人だろうと4人だろうと、工房・工房からの塔を目掛けた速攻3山が最善というのが巷の噂だが、自分の卓ではそうならず(4人戦なら狙っていたかも)。初手は礼拝・工房。今回は改築で礼拝を有用なカードにできるので、無理に大君主から入る必要はないと判断。

圧縮しつつ村を取りながら、改築や農家の市場のつもりで大君主を入れ、元手経由で金量を確保した辺りで、1・2番手が財宝メインで属州先行を始める。圧縮しきっていることによる腐りやすさは王室の鍛冶屋でなんとする見込みの模様。
ならばと王室の鍛冶屋2枚と村8枚(!)に農家の市場4枚を入れて引き切り完成。大君主も合わせて毎ターン農家の市場5回プレイで10coin・4VPを3回・属州2枚購入を2回で44点1位。 村の枚数にしろ王室の鍛冶屋2枚だけで事故らなかったのにしろ、ちょっとうまく行きすぎですね。あと最後に1buy余ったのに併合を忘れたのは反省。

3回戦

  • サプライ: 礼拝堂・玉座の間・庭園・研究所・職人・戦車競走・農家の市場・生贄・神殿・市街
  • イベント: 征服
  • ランドマーク: 博物館
  • 手番・初手: 3番手・3-4

初手は礼拝堂は固いとして、相方は戦車競走か生贄か銀か。戦車競走は礼拝堂沈みを避けやすいものの、プレイした際の旨味は期待できず、生贄と銀は被ると悲しい。被らなかった時に美味しいのは5-6金が出る方ということで銀貨を選択。
そして2巡目。自分以外は屋敷を廃棄できなかった一方で、自分は3T銅5で研究所購入・4Tに礼拝堂で屋敷3枚銅貨1枚廃棄。「これは勝たねば……」という鬼引き。(大会中でこの時が一番緊張してた)

職人に一番乗りしてから玉座の間と研究所を集めつつ、農家の市場で金量とVPを稼ぐ方向で構築。当然のように全員玉座と職人を入れる展開になり3山が見えてくる。不意の3山切れ終了を避けるために、農家の市場5回プレイによって4VP + 属州購入。
その2ターン後、農家の市場が既に枯れて研究所と玉座の間も後1枚ずつだったので、玉座・職人で公領2枚を取りつつ、9coin 3buyで研究所と玉座とおまけに呪いも買ってゲームセット。1位。

今思い出すだけでも

  • 途中で市街を挟んだ方がよかったと思うが、どのタイミングだったか
  • 属州購入時に廃棄しきった銅貨を買い直したけど、さすがに焦りすぎ
  • 最後は公領2枚より公領と庭園

などミスプレイがいくつかあったが、2巡目の犯罪引きで生まれたリードを糧になんとか勝てた。
で、その報いを次のゲームできっちり受けることに。

4回戦

  • サプライ: 地下貯蔵庫・村・金貸し・山賊・女魔術師・剣闘士/大金・城・公共広場・庭師・大君主
  • イベント: 結婚式
  • ランドマーク: 汚された神殿
  • 手番・初手: 4番手・3-4

2番手が山賊から、3番手が女魔術師から入ったのを見て、自分も女魔術師スタート。山賊を潰すでも、キャントリップの餌になるでもよし。相方には中盤までの山賊と金貸し、中盤以降の公共広場と庭師として大君主を選択。4番手なのは痛いが、それよりも女魔術師と山賊の刺さり方がモノを言うので、ひとまず2巡目はどうなるか。

……なんて呑気に構えていたらダブルボトム。そして沈んだ女魔術師と山賊は2番手の山賊で捨て札へ。どうすんだこれ。
ただその後は山賊も女魔術師も他人よりダメージが少なかったので、めげずに大君主を早めに3枚入れ、山賊や結婚で金貨を入れつつ公共広場も3枚確保。
8金が出たタイミングで「村が引ければ山賊2発撃ちつつ属州が買える!」と思ってたら村が沈む。ならばと大君主を庭師として得点獲得開始。金貨が3枚しか無いのが不安だったが、得点レースが始まれば山賊をプレイしている暇などなく、公共広場と地下貯蔵庫によって金貨を無理矢理引っ張ってくることも可能。大君主を庭師にしつつ、順調に属州を購入。

最終的には時間切れで終了し、属州4枚 + αで35点1位。あんまりにもあんまりなスタートだった分、この日で一番嬉しかった勝利。ダブルボトムでもなんとかなる(定期)
山切れに注意する必要もあるが、大君主の汎用性を信じたのが勝因か。あと変な英語に付き合わないで脳のリソースを温存したのもあるかも……

5回戦

  • サプライ: 地下貯蔵庫・家臣・商人・鍛冶屋・金貸し・民兵・役人・市場・神殿・資料庫
  • イベント: 大地の塩撒き
  • ランドマーク: 砦
  • 手番・初手: 2番手・4-3

数時間ぶりにとうとう戻ってきた1番テーブル。

5戦目にしてようやく上位手番が取れ、1番手が金貸しから入ったのを見て民兵・銀貨でスタート。2巡目に6金が出たので、あとはもう資料庫を入れて属州買っていけばいいかな、と。

ここまではよかったものの、ここからミスプレイを連発。まず資料庫を過信しすぎて4枚も入れる。3枚目以降は金貨か、銅貨部門を見据えた市場でよかっただろう。
そして市場があるわけでもないのに銅貨購入レースに後から入る。結局銅貨の5VPを取れてないのでただの手番損。

結局砦のVPは銅貨が4番手に、銀貨が役人を入れた3番手に、金貨は普通に買っていた1番手と3番手に持っていかれ、属州4枚こそ取ったものの砦の点数がゼロで27点4位。
とにかく反省が多い一戦。せっかく2位以上を狙える出だしだったのに、もったいない逃し方をしてしまった。
秋の陣同様、またしても最終戦で砦に絡めず死亡という結果に……


結果

ということで4-1-1-1-4の大会ポイント18点で5/30位。 最後こそ悔いが残るゲームだったが、帝国という好きな拡張メインの大会で5位まで行けたのはなかなか嬉しい。

同卓した皆様、ありがとうございました。


ここからはゲームとは関係のない話になります。

運営について

使用カードについて

基本2ndの採用については秋の陣を開催する前から決まっていた。本当は基本2nd・陰謀2ndの大会にするつもりだったが、陰謀2ndの日本語版が基本2ndと同時に出なかったため、仕切り直しに。

相方をまた帝国にしたのは自分の発案で

  • 昨年の春の陣も基本・帝国だったので、春の陣2ndとすれば色々と2nd感がある
  • 基本・帝国なら参加者持ち込みの実績がある
  • 極めて個人的な話として、帝国がある大会をやりたかった

という理由によるものだった。1度やったとはいえ、2ndからの新規カードもあるし、ランドマーク・イベントの組み合わせはまだまだあるため、前回とは違ったサプライばかりで問題は無かったと思う。

制限時間について

今回は今までと違い、1ゲームの制限時間を「45分 + 時間切れから2週目まで」としてみた。これも昨年の春の陣終了後より内外で出ていたアイデア
秋の陣では採用を見送ったが、今回はただでさえ帝国があって時間切れしやすいのに加え、基本2ndの追加カードがそれを加速させると事前のプレイで感じ取れたので採用。

実際に適用して1日大会をやった感想としては、個人的には悪くなかったと思う。時間切れ後に最低でも1回は回ってくるのは理不尽感も少なく(手番数的にはどっちも変わらないけど)、全体の終了時間も春の陣1回目とさほど変わらなず問題なかった。

全体進行について

集計作業については秋の陣同様に分散したので、大きな負担にはならなかった。今回は残念ながら1人体調不良による途中棄権が発生したが、1年前に実装して以来まだ使ったことがなかった集計システムのドロップアウト機能がちゃんと動いたので、全体への影響は出なかった。

秋の陣で課題だった試合間の休憩時間についても、秋の陣よりはちゃんとできたかな、と思う。

おわりに

大会中は終始盛り上がり、参加者としてもスタッフとしても楽しかったです。
お陰様で最初から最後まで大きなトラブルなく進行することができました。特にカードを持ち込んでいただいた方々とルール解釈のジャッジを務めてくださったヒロタシさんには心よりお礼申し上げます。

参加した方も運営スタッフもみなさんお疲れ様でした。参加・ご協力ありがとうございました。