2017/10/01 に開催されたドミニオン秋の陣に参加した。
- 参加者は日本チャンプ経験者2人を含む32人
- スイスドロー4回戦
- ほぼ全てのカードを使う日本選手権準決勝・決勝に近いフォーマットのドラフト
全4回戦をドラフト時も少し含めて振り返る。
各ゲームのサプライはドラフトで出てきた順番に記してます。太字は自分が出したカード。
1回戦
- 4番手 4-3
- ドラフト手札: 村・停泊所・値切り屋・従者・蝋燭商人・伝令官・魔除け・資料庫
- サプライ: 見張り・資料庫・肉屋・宰相・公爵・従者・役人・玉璽・抑留・魔除け
ドラフト時
パーツ争奪戦になるようなカードは出したくないので村と値切り屋と伝令官は除外。
……となると残るは地味なカードばかりになってしまう。1回目の選出はとりあえず腐りはしない資料庫、1番手の肉屋を見て自分が5-2を引けた時のために従者(停泊所でもよかったと思う)、そして最後は4-3を引いたときのために魔除け。見張りは苦い思い出が多すぎるので視野に入れず。
プレイ時
1・4番手が魔除け・銀でだったのに対して、2・3番手が肉屋・従者/抑留でスタート。
そして1番手は3Tに6金を引いた一方で、こちらは3T4金・4T3金の魔除け沈み。うーんこの。
この時点で他の3人と1周以上遅れ。宰相で遅れを取り返そうとするも、自分で入れた資料庫もあまり入れられず、流れるように最下位。10点。いや10点って……
勝ったのは肉屋・抑留で入った3番手。この後も踏まえて納得の結果。
引き以外のミスプレイは抑留トークンが乗っているにも関わらず金貨2枚目を入れたこと。中盤以降の魔除けの廃棄は信頼できないし、資料庫でよかった(と後から指摘されて納得した)。 あと初手は5-2が強いのはともかく、3-4は銀・銀か銀・宰相でもよかった。初手の魔除けは「3Tでプレイできれば強く4Tでもまあまあ強いから」という理由だったが、それなら宰相で十分だったと思う。
春の陣しかり、日本選手権しかり、大会の1回戦はいつもダメダメになるので本当にダメ。
2回戦
- 2番手 3-4
- ドラフト手札: 金貸し・鉄工所・貢物・ハーレム・馬商人・狩場・医者・王室の鍛冶屋
- サプライ: 交易路・研究所・大使・鉄工所・堀・玉座の間・地下貯蔵庫・馬商人・港町・商船
ドラフト時
交易路・研究所とまったりしたカードが出てきたので、ならばハーレム・狩場あたりでまったり……と思ってたら1番手から大使が出てきて呑気なことを言ってられなくなる。
今度は上位手番なのでパーツ集めしやすい鉄工所を選択。交易の +buy は渋すぎるので馬商人もピック。
プレイ時
5-2だった1番手以外は3人とも鉄工所と大使スタート。2巡目に大使をプレイしつつ港町2枚・堀・馬商人を入荷でき、1戦目とは打って変わっての好調な滑り出し。
リアクションも含めて比較的好調で、大使で圧縮しながら玉座・港町・堀をかき集め、研究所と金貨も足して属州を買えるデッキに。ほぼ引き切りながら属州を4枚買った時点で点数差が優位に付いていたので、港町・玉座の間・堀の3山切れに持っていって終了。28点1位。
引きもかなりよかったが、属州を買うターンで3金出すようになった交易路を入れたのと、終盤に鉄工所の屋敷獲得ドローでコンボを繋げた辺りはうまくいったと思う。
3回戦
- 3番手 5-2
- イベント: 立案・襲撃
- ドラフト手札: 船着場・錬金術師・ならず者・武器庫・封土・墓暴き・カササギ・ワイン商
- サプライ: ワイン商・戦車競走・厩舎・大使館・ならず者・隠遁者・金物商・停泊所・船着場・金貸し
ドラフト時
ワイン商はとりあえずの様子見。2番手が大使館を出したのを見て、そう簡単に手番ゲーにされたくないのでならず者をピック。船着場は……なんで入れたんでしょうね。コンボ場になるなら獲得数で不利になりそうなのに。
プレイ時
上位手番から3-4で立案・金物商をしたい人生だった……
1Tの5金はワイン商にするか船着き場にするか大使館にするかで悩んだが、2番手も5-2で大使館で入ったので「ならば乗っかろう」と大使館を選択。 1・4番手のコンボ vs 2・3番手の大使館ステロという構図に。
ステロ組2人の大使館の引きはよろしくなく、あまり属州も減らせないまま毎ターンならず者がプレイされてジリ貧に。最後はギリギリまで属州を買わず、頑なに引き切りならず者連打にこだわった4番手がビックターンを作って他の3人をまくる。残った最後の1枚を2番手の大使館によって購入されてゲームエンド。31点4位。
結局最初に自分でならず者を出した理由のように、大使館だけでは勝てない展開になってしまった。 プレイミスは中盤に大使館ではなく襲撃を購入したこと。終盤はコンボ組が毎回ならずものをプレイしてくるのが見えていたのだから、銀貨枚数を無理に稼ぐのではなくさっさと2番手と一緒に属州を減らす方向に向かうべきだった。一貫性がない……
4回戦
- 1番手 3-4
- イベント: 寄付
- ランドマーク: 砦
- ドラフト手札: 船着場・山賊の宿営地・あと6種(写真撮り忘れ)
- サプライ: 農村・名品・船着場・石工・救貧院・沼の妖婆・山賊の宿営地・庭師・手先・宮廷
ドラフト時
イベントとランドマークが難しい2つでみんな頭を抱える。よりによってお前らか。
1番手なので銀・寄付からのステロも頭の片隅に入れつつ、まずは手番差を覆すわけではないカードを選択。2番手がまさかの石工を出してきたので、ならばパーツ集めで有利を取ろうと山賊の宿営地をピック。果てには宮廷まで出てきてしまい、もう何がなにやら……
プレイ時
7金出して石工過払いの船着場・山賊の宿営地獲得、そして9金出して石工過払いの宮廷2枚獲得が当座の目標。そのために考えたルートが2つ。
- 銀・寄付から入って、金銀銅4の構成に持っていく砦意識コース
- 2Tで救貧院2枚と農村を入れ、3Tの寄付でその3枚のみにして構築する超安定デッキコース
自分は前者を選択。3山切れの可能性が高い中で上位手番の砦点数で圧力を掛けたかったのと、山賊の宿営地を使うと救貧院を活かしきれない可能性があると踏んだため。
2番手は後者を選択。3番手は悲しみの2-5、4番手も悲しみの5-2……と思いきや名品を使って1手遅れで2番手と同じ構成へ。
7金石工過払いまでは順当にできたものの、犠牲にした安定性が仇となり宮廷が中々入れられず……途中で金貨さえ引ければ3山切れ1位を狙える状態にまでは持っていけたが、船着場も金貨も沈みそれも叶わず。
ターン数は少なかったものの全員長考が多かったため、自分のターンで残り1分を切ったので事実上の時間切れ最終ターンに。手札が沼の妖婆・銅貨・石工・石工・宮廷というあんまりにもな大事故。しかたなく宮廷を廃棄して公領と砦目的の金貨を獲得して終了。
結局救貧院ルートだった2人が同率1位を取り自分は3位。それぞれプレイミスで単独1位を逃していたようだが、まあ疲れてますよね。
時間切れ宣言からさらに10分以上かけてすみませんでした。
まとめ
ということで 4位-1位-4位-3位 の大会点7ptで順位は22/32位でした。1位を1回取れたとは言え、下から数えた方が早いという残念な感じ。
自分でピックした時の思考とプレイ時の思考がぶれまくってるのダメですね。あと「迷ったら好きなカードで!」と思っていたのにほとんど好きなカードが手元に来なかったのはちょっと寂しかった。(砦は好きだけど、色んな意味で「そうじゃない」)
参加した皆様おつかれさまでした。結果はアレだったにしてもドラフトは楽しかったので、またどこかでこの形式の大会が開かれるといいなー。