【ドミニオン】Empires初体験

延期に次ぐ延期でようやく英語版が発売されたドミニオンEmpiresをプレイした。
まだ全てのカード類を触ったわけではないが、何回かプレイしてなんとなく印象に残ってるカード・イベント・ランドマークについて書き残す。
思いつきな感想の上にカードの説明にすらなってないものもあるのであしからず。

カード類の日本語説明はドミニオンの日々よりお借りしました。

印象に残ったカード

  • Chariot Race
  • Villa
  • Overload
  • Legionary
  • Capital
  • Castle
  • Engineer

Chariot Race

アクション コスト3
 
+1アクション
山札の一番上のカードを公開し、手札に入れる。左隣のプレイヤーは山札の一番上のカードを公開する。あなたの公開したカードのコストが高ければ、+1金、+1vp。

強い弱いは別として「せーの!」でお互いのデッキをめくるのが楽しい。

そしてChariot Raceプレイ後の相手の山札トップは(何もしなければ)変わらないので、相手が銅貨を公開していればニヤニヤ、金貨を公開してれば絶望しながら次のChariot Raceをプレイできると。

程々に銅貨を廃棄しつつ、CastleとChariot Raceを積んだらなかなか楽しくVPを稼ぐことができた。

Villa

アクション コスト4
 
+2アクション
+1購入
+1金


このカードを獲得したとき、これを手札に入れ、+1アクション、買い物フェイズ中であればアクションフェイズに戻る。

これなー。
発売前からわかってはいたけど、やっぱり今回最大の問題児。
まあ色々とできるわけだけど、コストダウン系があると特にヤバい。

ただ獲得時効果こそ強烈だけど、これだけ集めまくるのはなんか違う。 他のアクションも入れないとVillaだけだと+buy付いた銅貨程度の出力なので。

……と、ここまで書いて基本・Empiresで庭園があるとマズいのでは気付いた。マズいのでは。

Legionary

アクション-アタック コスト5
 
+3金
手札から金貨を公開してもよい。そうした場合、他のプレイヤーは手札が2枚になるまで捨て札し、その後1枚カードを引く。

5コストでデメリットなく3coin出すとか金貨に謝れよ!……と思いきや金貨が無いと本領発揮できないので金貨の存在も許された……でもやっぱり金貨に謝ったほうがいいような。

2枚にしてから1ドローする、というのはまあヤバいわけで、仮面舞踏会と一緒に出た時に阿鼻叫喚でした。
自分がLegionaryでハンデスした後に次手番が仮面舞踏会をプレイしたら、なぜか銅貨と引き換えにLegionaryが手に入るという面白事案。

Overload

アクション コスト8debt
 
このカードはサプライのコスト5以下のアクションカードとしてプレイする。場にある間そのカードとして扱う。

使ってみた第一印象は、コスト5に使えるようになるだけで、はみ出し者とは大違いの使い勝手だな、と。
はみ出し者も十分強いんだけど、好きなコスト5のカードとなるとやっぱり違う。

コストがdebtということは初手から無理矢理デッキに入れることもできるわけで、例えば密輸人があるサプライで3-4だったので密輸人-Overloadでスタートして、

  • 3T: Capitalを密輸しつつ借金返済
  • 4T: Overloadで会計所をプレイして返済+カード購入

ができたりした(流石にこれはうまく回りすぎだけど)。
というか、会計所みたいな癖の強いカードは、適当なタイミングでOverloadできると便利ですね。

Captal

財宝 コスト5
 
+6金
+1購入
このカードを場から捨てるとき、6Debtを獲得する。その後Debtをすぐ返済してもよい。

Capitalのおもしろいところは、Capitalで受け取ったdebtはCapitalで返済できないところ。
まさしく借金地獄感がある。

あとランダムでサプライを選んだら偽造通貨と一緒に来たので、皆思いつくであろう偽造通貨+Capitalによる踏み倒しもやってみたんですが、まあ酷いですね。
「偽造通貨+Capitalで13金出るから、属州とCapital補充できるじゃん!」って思ったけど、大抵は残りの3枚で3金出るので16金4buyで属州2枚買った方が手っ取り早いという。

Castle

(カード8種類の効果はさすがに省略。気になる方はこちらをどうぞ)

まだよくわからないけど個人的にはとてもおもしろく感じた特殊勝利点。
お城コレクションを狙うにしても、カット側に回るとしても重要そうなのは

  • Small Castle(コスト5)
  • Opulent Castle(コスト7)

あたりかなぁ、と。
特にSmall Castleは7コスト以上のCastleを獲得する上で重要。

Engineer

アクション コスト4debt
 
コスト4までのカードを獲得する。
このカードを廃棄してもよい。そうした場合、コスト4までのカードを獲得する。

今回最も不遇なカードだと思う。フレーバー的な意味で。

雇われる時に賃金支払いが後回しにされるエンジニアさん。
用が済んだらポイ捨てされて使える奴と入れ替えられるエンジニアさん。
そしてなぜかTaxで更なる負債を強いられるエンジニアさん。

一応カードの話をしておく、EngineerでEngineerを獲得できないのは既存の工房系とはだいぶ使い勝手が違うと思いました。

印象に残ったイベント

  • Advance
  • Wedding

Advance

イベント コスト0
 
手札からアクションカードを1枚廃棄してもよい。そうした場合、コスト6までのアクションカードを1枚獲得する。

底沈みがなければ2巡目、避難所場なら1巡目にならず者確定…… というのはともかくとして、序盤に活躍するけど中盤以降不要になるアクションをほぼ任意のアクションと交換できるのは便利でしたね。

あとちょっと捻くれたことを考えると、2buy以上あるけど4金しか出なかった時に、Villaを購入してアクションフェイズに戻り、手札に入ったVillaをAdvanceで5or6コストのアクションに変換する、なんていうプレイもできました。 やっぱりVillaは駄目じゃないか。

Wedding

イベント コスト4+3debt
 
+1VP
金貨を1枚獲得する。

4-3でWedding・負債返済スタートが無難に強い。
……とぱっと思いつくのはこれだけで、じゃあなんで印象に残ってるのかと思ったらLegionaryと一緒に出たからでした。
いや、debtあるとはいえ、4-5coinしか出なかったターンに金貨入れられる、というのはだいぶ別ゲー感ありますけどね(そういう意味ではDelveはもっと別ゲー)。

結婚してご祝儀を手に入れたと思ったらまた結婚するのは、熟練の結婚詐欺師っぽいですね。

印象に残ったランドマーク

そもそもランドマークの存在自体が印象的すぎるというのはさておき。

  • Bandit Fort
  • Defiled Shrine
  • Wolf Den

Bandit Fort

得点計算時、あなたが持つ銀貨と金貨1枚につき-2点。

銀貨・金貨を廃棄できる手段の有無で展開が変わりそうな。
自分がBandit Fortに当たった時は廃棄手段があったので、最終的に金貨1枚の-3VPのみに抑えて勝利することができました。

廃棄手段がなく、かつ掘り出し物とかが強いサプライで出たらどうすればいいんでしょうね。

Defiled Shrine

アクションカードを獲得したとき、その山からこのカードの上に1VPを移動させる。
呪いを購入したとき、このカードの上からVPを得る。


準備:
サプライの、Gatheringでないアクションカードの山の上に2VPを置く。

なかなか楽しいチキンレース
VPトークンに上限があるので、呪い購入は多くても2回くらい?

大抵は中盤に属州1枚前後のVPが貯まるので勝敗に直結しやすい。
+buyを付きやすくしておくと中盤5-6コインくらいが出た時にデッキを育てつつVPを確保できていいかも?

Wolf Den

点数計算時、ちょうど1枚だけ持つカード1種ごとに-3VP。

自分がプレイしたわけではないけど、これは見ていて楽しかった。
属州しか買っていないデッキで終盤に公領を1枚入れても実質0点なのに対して、まだ1枚しかデッキに入れていないカードを購入すれば実質3点行動。
でももう一度7coin以下のターンがもう一度回ってきそうなら、公領の方が……

みたいな感じで、カウンティングと展開読みが傍から見ても楽しい。

ところでWolf DenとMusiumと品評会が一緒に出たらどういうゲームになるのか?

感想

冒険とはまた違う宇宙だった。

冒険と同じかそれ以上に好み分かれそうだとは思うけど、自分は好きですよ。
これまでの拡張と比べると、カードにしろイベントにしろランドマークにしろ、インタラクションがマシマシで駆け引きが多いのが別ゲー感を強くしている印象。

イベントとランドマークはまだ全部触ってないので、早く一通り触ってみたい。